「ヌマザワ」という男
「ヌマザワアキオ」
1992年卒の山形県内の高校生で
この男の名を知らない人はいないと思う。
上背は軽く180cmを超え、
自分で作った炎のペイントが施された学ランにモヒカン頭で、
山形の目抜き通りを「ポォーーーゥッ!」と奇声を発しながら
スケボーで乗り回す高校生として知らぬ者はいなかった。
俺の母ちゃんが「こんなとんでもない高校生がいるらしいわよ。
しかもあんたんとこの校章をしてるって!」
「あ、ヌマザワでしょ。昨日一緒に帰ったよ。」
「っ!?あ、あんたって子は…。」みたいな事もあったっけ。
俺らの高校は、以前ミノちゃんの時も話した様に県内随一の進学高。
だからともすれば大人しい、ガリ勉集団に成り下がるところ、
ヌマザワの存在が、鮮烈なアートセンスと、狂烈なアナーキズムと、
痛快なバカさで、常識で凝り固まったオレらの頭に風穴を開けていた気がする。
ま、ヌマザワとか俺は落ちこぼれでアホな事くらいしか
やる事がなかったってのもあるけどね。(笑)
彼のその自由な空気は少なからず俺らの学年に影響を与えていた。
おかげで我が学年、前代未聞の大学合格者の少なさを記録しました。
先生ゴメンナサイ。m(_ _)m
それ以来我が学年を称して「弱頭会」と呼ぶようになって久しい。(笑)
あと、同級生に、現在ミュージシャンとか小説家とか、アートな活躍をしている
ヤツがちらほらいるのは、彼の影響とあながち関係なくもないかもね。
何を隠そう、俺もその一人。アイツの姉ちゃん(ヌマザワ以上にぶっ飛んでるらしい!?)
から黒いストラト(ギターね)をもらわなかったら音楽してなかったかもしれない。
いまだにそのギター、うちで使ってるし!
だから今こうして歌手としていられるのは彼のおかげってのもあるんだよ。
そんなヌマザワも今じゃ一男一女のパパで、
このたび会社のしゃちょーさんになるんだって!
17年ぶりに再会した彼はすっかりイイおっさんになってたよ☆
でもやっぱ人間根っこはそうそう変わらないもんで
その考え方は高校の時と同じ、自分がほしいものは自分の好きなように自分で作る!
そして何より、アホでアツいっ!!!(笑)←これ、一番大事っ!
なるほどそんな発想のアツいヤツがモノ作ってりゃ、
グッドデザイン賞を取っちゃうわけだ!スゴいな☆(これホント)
ほんで彼の会社、展示会のブース作りなんかもやってて、
2008年に彼が担当してたブースの隣で、白い皮ジャンを着て
ステージでゴーオンジャーの歌を歌ってるヤツがいたらしい。
それ、100パー、オレじゃん(笑)
そんなとこでニアミスしていたとは!
そんな感じで、mixiの同級生機能さまさまの再会を果たしたのでした。
17年ぶりに自分のルーツの一人との再会は、本当に嬉しいの一言だったよ。
ヌマザワ、何か分かんないけど、ありがとう!これからもヨロシクな。m(_ _)m
※この風貌で180cmオーバー☆んでチョー人間味溢れてる。
見た目も心も規格外な男だぜぃ。